耳鳴り外来


耳鳴りの検査・聴覚の検査
耳鳴りの検査
耳鳴りの性質は主観的で自己申告のため、客観的で信頼される測定方法はありません。その為に耳鳴り患者様の訴えや程度を評価するために、多くの問診票や質問リストが作成されました。
その中で当院ではTHI(耳鳴りの障害度についての質問票)を事前にしていただいております。

聴覚の検査
耳鳴り患者様に行う聴覚検査は、難聴患者様に行う検査と変わりません。
聴覚の必要検査
耳鏡検査
純音聴力検査
耳鳴りの検査
音響インピーダンス
DPOAE(歪成分耳音響放射)
ABR(聴性脳幹反応)
※1日で検査が終わらない場合があります。

耳鳴りの必要検査
●ピッチマッチ検査
低周波数から高周波数の音を聞いてもらい、自覚する音に似ている周波数を特定する。
●ラウドネスバランス検査
音の感覚的な大きさ(音のラウドネス)を物理的な音圧、音の強さ(デシベルdB)として評価する。検査音には、ピッチマッチ検査で得られた周波数をもちいる。
●遮蔽検査
ピッチマッチ検査で得られた周波数のバンドノイズを用いて耳鳴りを遮蔽し、最小の耳鳴り遮蔽レベルを求めて、耳鳴の大きさを評価する。
●ピッチマッチとラウドネスバランス検査の有用性
- ・ 耳鳴りの定量化
- ・ 不安症状の検証と確認
- ・ 聴力閾値と関連した耳鳴のピッチと強度の比較
- ・ 耳鼻咽喉科医の指示的カウンセリングツール
- ・ 耳鳴り治療器のプログラミングの補助に使われます。