補聴器外来
補聴器について
院長から補聴器について
超高齢化社会を向かえ、介護の重要性が指摘されています。要介護者が自立するためには周囲の支援が必要です。そのためには充分なコミュニケーションが取れることが必要です。
しかし加齢による難聴の急増の為、充分なコミュニケーションが取れず介護医療が妨げられている現実があります。
加齢による難聴は根治治療が不可能で補聴器による聴力補充が必要です。又加齢による難聴は自覚しないことが多く、更に医師とのコミュニケーション達成をも難しくしています。
当院では医師の聴力検査データーに基づいた説明と指導を根気良く行い補聴器による聴力補充が成功することを目指しています。
当院は兵庫県西宮にあり、近郊の芦屋、尼崎、宝塚等多くの方がご相談、診察にいらしております。 現在の補聴器は多様化し大きく進歩しています。
20年前に私が補聴器の耳型(イヤーモールド)を作成してあげていた時代と比べ、補聴器、特にデジタル補聴器は、近年非常に進歩し、周囲の雑音を低減して会話音を中心に増強したりする技術や、ハウリングを低減する技術、音を圧縮してより必要な音情報を多くする技術、ある一定の場所からの音を大きく増幅する技術が盛り込まれ非常に使いやすくなっています。音のこもり感を改善するためのオープン型補聴器、携帯電話に連動するものなど、非常に選択肢が広くなってきています。
医療機関はコミュニケーションに参加することの喜びを与え、家族や周りの方は参加を応援してあげてください。難聴者から貴重な聞いたことの無いお話を聞くことが出来ます。聞く者にとって、それも幸せです。また、加齢だけでなく、中耳炎の後遺症や、突発性難聴の後遺症などで難聴が残ったりする場合や、生まれつき難聴を持ち言語発達に必要不可欠なツールとしても補聴器は必要と考えられます。