SYMPTOM
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SYMPTOM
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頭が痛い・めまい・ふらつきの症状には、耳の病気が原因のことがあります。またこれらの症状には重大な病気が隠れていることがあります。
いつもと違う、おかしいなと思ったら早めの受診をお勧めします。
いびきに関することは、本院との連携にて診療をおこなっています。
「その他」
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頭が痛い
片頭痛、群発頭痛、緊張型頭痛をはじめとする一次性頭痛や、何らかの病気の一症状として発生する二次性頭痛に大別されます。
二次性頭痛を来す代表的な疾患としてはクモ膜下出血、脳出血、脳腫瘍、髄膜炎、緑内障、副鼻腔炎(蓄膿症)、睡眠時無呼吸など多岐にわたります。
耳鼻咽喉科での精査も重要となります。
顔がまがった
第7脳神経(顔面神経)の機能不全により、表情筋の筋力低下または麻痺が生じている状態(顔面神経麻痺)です。
顔面神経には、涙や唾液の分泌に関わる神経、味覚をつかさどる神経、大きな音から内耳を守るために鼓膜の動きを調節する神経などが含まれています。そのため、麻痺と同時に、涙や唾液が出にくい、味覚障害、音が響いて聞こえるなどの症状を伴うこともあります。
顔面神経麻痺と同時に耳の周囲に水疱(帯状疱疹)が見られる場合はハント症候群とよばれ、激しいめまいや難聴を伴うこともあります。
めまい・ふらふらする
自分や周囲が動いていないのに動いているように感じる感覚をめまいといいます。
めまいは末梢性前庭性めまい(耳が原因)、中枢性めまい(脳が原因)、非前庭性めまい(耳・脳以外が原因)に大別されます。
非前庭性めまい(耳が原因)を来す代表的な疾患には良性発作性めまい症、メニエール病、前庭神経炎、外リンパ瘻、突発性難聴に伴うめまいなどがあります。
中枢性めまい(脳が原因)としては小脳や脳幹の梗塞または出血、聴神経腫瘍、椎骨脳底動脈循環不全などがあります。
耳や脳以外が原因となるめまいとしては、高血圧、不整脈、起立性低血圧、貧血、甲状腺機能低下症、糖尿病、薬剤性、心因性、過労、睡眠の問題(睡眠時無呼吸など)があります。めまいの原因は多岐にわたります。
くびが痛い
くびの痛みを引き起こす疾患は多岐にわたるため、診断に至るまで患者さんは複数の診療科を受診されていることもあります。
甲状腺疾患(亜急性甲状腺炎など)、リンパ節疾患(急性リンパ節炎、亜急性壊死性リンパ節炎、伝染性単核球症など)、感染性疾患(頸部膿瘍や蜂窩織炎など)による痛みや、頚椎症や頸椎椎間板ヘルニアなどをはじめとする整形外科疾患による痛み、さらに狭心症、心筋梗塞でも前頸部から下顎への痛みを自覚することがあります。
いびきをかく
閉塞性睡眠時無呼吸は現代を代表する疾患であり、本邦における患者数は940万人にのぼると推定されています。
しかし適切な診断と治療を受けている患者はまだまだ十分とは言えず、国内には未だ数百万単位の未治療患者が潜在していると考えられます。
中等症~重症患者の場合、未治療では脳梗塞や心筋梗塞を始めとする心血管疾患、心不全、不整脈、高血圧、心房細動や糖尿病など生命予後に影響する疾患を高頻度に合併するため適切な治療介入が必要不可欠です。
詳しくは星野耳鼻咽喉科 睡眠呼吸センターのホームページをご覧ください。